免疫力UPのためのその11

血糖値の急上昇抑える!

免疫力を上げ 病気になり難い身体作りのためのその11は、血糖値の急上昇を抑えるという事です。

血糖値とは、血中ブドウ糖の濃度のことで、甘いデザートだけでなく、ごはんや麺類、パンなどの炭水化物や ビールや日本酒を飲んでも上昇します。

その他、疲労や風邪、ストレスやホルモン剤などの薬を飲んでも上昇することがあります。

血糖値が上がると、これを下げる為にすい臓からインスリンというホルモンが 分泌されます。

その後糖は各細胞に送られエネルギーとして消費されるのですが、余分な糖は脂肪として蓄えられたり、血中に残ってしまいドロドロの血液の原因となります。

人間は何千年もの間、常に糖が足りない生活を送っていたため、未だに飢餓に備えて蓄積をするという働きを持っているのですね。

健康診断で空腹時血糖値を計りますが、これが高いのも問題ですが、食後血糖値が急激に上がり過ぎるのはもっと問題です。

面倒でも 血糖値は空腹時と食後の両方を調べるようにしたいですね。

血糖値が急激に上昇すると血管を傷つけますし、インスリンの働きよりも多くの糖分を摂取することで、血中糖分が残ってしまい、血液が糖分でドロドロになり、血管にへばりついたものが プラークとなり、脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなります。

また各細胞がエネルギーとして使い切れない糖分は、脂肪として蓄積されてしまうので、肥満にも繋がります。

日本人は元々西洋人に比べインスリンの分泌能力が低いのが特徴です。

そのため、西洋型の食生活を続けることで欧米の人達よりも糖尿病にかかりやすいのです。

サイレントキラーとも呼ばれる糖尿病は、知らない内に私達の身体を蝕みます。

糖尿病が恐ろしいのは、糖尿病から起こる合併症です。

目の病気(糖尿病性網膜症)や腎臓の病気(糖尿病性腎症)に、 手足のしびれなど末梢神経の病気(糖尿病性神経障害)の3つが糖尿病から起こりやすい合併症で、いづれも生活に大きな支障が出ます。

急激に増えている糖尿病予備群、そうならないためにも血糖値のコントロールを考えた食事方を習慣付けたいですね!