身体に良い油を摂ろう！

いつまでも元気で若々しくいられるアンチエイジングのためには油がとても重要です。

油は細胞膜や体内のホルモンの生成をする重要な栄養素です。

しかし、摂取のしすぎや知識不足が、健康に悪影響を与えるのです。

ラードなどの動物性の油は、常温で固まる飽和脂肪酸で、悪玉コレステロールや中性脂肪を高めてしまいます。

植物性の油は、常温で固まらない不飽和脂肪酸でオメガ3系、6系、9系の3つに分かれています。

オメガ３とはαリノレン酸とも呼ばれ
シソ油（エゴマ油）、フラックスオイル（亜麻仁油）クリルオイル、魚の油 などに多く含まれています。

オメガ６はリノール酸とも呼ばれ
使用頻度が最も多く コーン油、大豆油、ひまわり油、紅花油、綿実油 などに多く含まれています。

オメガ９はオレイン酸とも呼ばれ
オリーブ油、アボカドオイル、新紅花油 に多く含まれています。

それぞれの油には長所と短所があります。
この長所と短所を知り、油の上手な使い方をすることが、健康を守る重要なポイントなのです。

まず 油で一番問題なのは、オメガ6の油の摂りすぎが、現代人の1番大きな問題点です。

昔の日本人は魚が主なオカズで、揚げ物などは殆どありませんでした。

そのため 魚類からオメガ３油を摂取しており、オメガ6(リノール酸)を今ほど摂ることはありませんでした。

しかし今は、リノール酸無しには生活出来ないほどです。

スナック菓子や洋菓子のクリーム、弁当の唐揚げやトンカツ、フライドポテトにハンバーグ、家庭の食卓にも

外食や市販の食品のほとんどが、オメガ6の油を使っているのです。

リノール酸は、摂りすぎると 体内で炎症を起こす物質となり、炎症やアレルギーの原因になりますし、大腸がん、乳がん、動脈硬化、心臓病などの危険因子になります。

リノール酸は 本来 オメガ3の油と1対1位の割合で使用しなければいけないものが、1対10 ひどいときには 1対100になってしまうこともあります。

さらに家庭にある油も、マーガリンなども、ほとんどこのオメガ6の油です。

極端かもしれませんが、家庭ではサラダ油は一切使わないようにするのが、第一歩と言えるのではないでしょうか！